平成28年6月2日、城内病院5階会議室にて、第3回勉強会が開催されました。今回は日本イーライリリー株式会社より講師を招いて、骨粗しょう症治療薬「フォルテオ」の勉強会です。出席者は、外来、病棟のスタッフです。

50代以降の女性によく見られる骨粗しょう症。骨粗しょう症は、骨形成(骨が新しく作られる過程)と骨吸収(骨が壊される過程)の代謝バランスが崩れて、骨密度が下がる病気です。転倒した時などに骨折しやすくなり、高齢者はそのまま、寝たきりになる方も少なくありません。

副甲状腺ホルモン(PTH)製剤の「フォルテオ」は、骨形成を強めて骨密度を上げ、骨折の発生を抑える効果がある注射薬です。骨折の危険性が高い骨粗しょう症の患者様が対象です。 

ただし、1日1回皮下注する必要があり、患者様自身に、在宅で、針を装着して、お腹や太ももに注射していただきます。ですから、必要物品の保管、実施、片付けも、患者様に行っていただきます。

私たちスタッフは、骨粗しょう症の患者様に、「フォルテオ」がどのような効果をもたらすかを再確認し、患者様に、どのように注射して管理していただくかの指導法を学ぶ事ができました。

勉強会のあとに、スタッフ皆で、お茶とお菓子をいただきました。

第三回勉強会、骨粗しょう症治療薬「フォルテオ」についての様子1 第三回勉強会、骨粗しょう症治療薬「フォルテオ」についての様子2 第三回勉強会、骨粗しょう症治療薬「フォルテオ」についての様子3