マスクを着用する機会が増えました。「肌の赤みやかぶれ、ニキビなどの肌トラブルを抱えることが多くなった」、と訴える方は多くいらっしゃいます。
今回の栄養部ブログでは、そんなマスク着用による肌荒れに効果的な食べ物を紹介したいと思います。

ビタミンAを多く含む食材
レバー、にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、など
肌のターンオーバー(肌が新しく生まれ変わること)を促します。また、ビタミンAには美肌効果もあります。

ビタミンB₂を多く含む食材
レバー、うなぎ、アーモンド、卵、納豆、など
皮脂のバランスを調整し、皮膚や粘膜の健康を維持します。

ビタミンCを多く含む食材
みかん、レモン、小松菜、ブロッコリー、など
炎症を抑える働きがあります。また、紫外線などの酸化ストレスから肌を守ってくれます。

タンパク質を多く含む食材
肉、魚、大豆製品、卵、乳製品など
肌の細胞やコラーゲンを作る元になり、肌代謝を促します。

発酵食品
納豆、ヨーグルト、味噌、など
腸内細菌のバランスが崩れると悪玉菌が増え、増えた悪玉菌が発生する有害物質は肌荒れを招きます。
発酵食品は腸内環境の改善に役立ち、便通改善の作用もあります。

納豆は肌荒れ改善におすすめ食品

納豆のイラスト手軽に食べられる納豆ですが、お肌にもうれしい成分が豊富に含まれています。
発酵食品である納豆はタンパク質やビタミンB₂が豊富に含まれているのでお勧めの食品。
“特にビタミンB₂は大豆の2倍含まれています。納豆菌には、腸内環境を整える作用もあります。”

朝ご飯のお供の印象が強い納豆ですが、夜に食べるとタンパク質が睡眠時の成長ホルモンの材料となり、美肌を作る手助けとなります。

美肌効果が期待できるキムチ鍋

キムチ鍋のイラストこれから本格的な寒さを迎えます。そんなときには鍋物がよりおいしく感じますよね。
特にお勧めしたいのはキムチ鍋です。発酵食品であるキムチが体を温めてくれるだけでなく、腸内環境を整えてくれます。

また、キムチ鍋の具材といえば白菜は欠かせません。この白菜にはビタミンCが含まれています。
特に白菜の一番外側の葉っぱにビタミンCが多く含まれているといわれています。

キムチ鍋と言えば、豚肉を用いる家庭が多いのではないのでしょうか。豚肉にはタンパク質だけではなく、ビタミンB₂も含まれています。
キムチ鍋はおいしいだけでなく、体を温めてくれて美肌効果も期待できる優秀な食べ物ですね。

文責:管理栄養士 髙木麻衣