7月4日城内病院会議室にて、各職員が参加して「褥瘡(じょくそう)」の勉強会が開催されました。

今回の勉強会は、実際に入院されている患者様の症例を元に発表されました。
本患者様の褥瘡は、自宅からの持ち込みで10㎝を超える大きさでした。

褥瘡ができてしまった場合、時間毎に身体の向きを変える必要があります。しかしこの患者様には自力で向きを変えることができず、食事もチューブを通し時間をかけて施行されています。

そこでこの患者様に当院の「高機能エアマット」を使用することとなりました。
この高機能エアマットの特徴として、スモールチェンジ機能があり、15分間隔で小さな体位変換を自動で繰り返し、更にベッドの角度に合わせて、より快適な状態に調整してくれます。

その他にも、スタッフは患者様の身体に合わせてクッションやタオルで身体の隙間を埋めたり、ベッドで身体を起す時には、ズレや摩擦の減少に努めました。
褥瘡部の保清も泡のクッションで優しくきれいに洗い出し、患者様の状態に合った薬剤を使用しました。

そのかいもあって10㎝以上あった患者様の褥瘡は1ヶ月ほどで5㎝程度にまで縮小しました。
今回の勉強会では、その人その人に合ったケアを考え実行することが大切なのだと改めて学ぶ事ができたと思います。

「褥瘡(じょくそう)」の勉強会の様子1

「褥瘡(じょくそう)」の勉強会の様子2 「褥瘡(じょくそう)」の勉強会の様子3